top of page
P1230678_edited.jpg

​農薬

 誰が名付けたかは知りませんが、無農薬で野菜を栽培する家庭菜園家の間では有名な農薬「テデトール」(手で取る)。除草剤、殺虫剤として絶大な効果を発揮しますが、少々手間が掛かる農薬です。

 私の場合、殺虫剤として使用する場合は、「フミツブース」と併用しています。また、ハムシなどの飛翔する小さな虫には、「スイトール」(自家製昆虫採集用吸虫器)を使用することもあります。

肥料

 比良キッチンガーデンで現在使用している肥料は、発酵牛糞・発酵鶏糞・油粕と自家製の堆肥(落葉と米糠)です。その他、有機石灰(卵の殻)、草木灰(主に薪ストーブの灰)を使用しています。

 化学肥料は使用してませんが、市販の種蒔用培養土を使用しているため、培養土の中に化学肥料が含まれていると思います。

 肥料はほとんどが元肥だけですが、野菜の生育状況に応じて追肥をしています。また、トマトのように元肥はなしで追肥だけのものや、全く肥料を施さない野菜もあります。

 将来的には、動物性の肥料をなくし、自家製堆肥のみでの栽培を目指していますが、当面は牛糞堆肥や発酵鶏糞を使用することになると思います。

​耕耘・除草

 比良キッチンガーデンで使用する動力の農機具は、現在、家庭菜園用小型耕耘機と草刈り機1台のみです。耕耘機はご近所の方から譲り受けた20年以上前の耕運機です。

 耕耘については、基本的には畝を崩さず、前作の作物残渣や雑草を取り除いた後、スコップとクワで、次の作物の畝を整える程度に耕しますが、作物によっては耕運機を使用します。

 除草については、通路など周辺は草刈り機を使用、畝の除草は、20数年来使用する鎌と「テデトール」で除草しています。

 刈り取った草は、草マルチとして使用したり、野積みして自然堆肥として使用しています。

 日本の食料自給率が40%を切ると言われる中、野菜の自給率は80%を超える優等生と言われますが、日本で作られている野菜の種の約80%が海外で生産されたものです。

 比良キッチンガーデンで使用する種は、国内種苗メーカーと、イタリアなど海外の種苗メーカーの種を選んで作付けしています。できるだけ固定種の種を選んで作付けしていますが、一部交配種も使用しています。

 現時点では、自家採取した種は、一部の作物を除き使用していませんが、今後、自家採取可能な作物については、自家採取にチャレンジしていきたいと考えています。

バグホテル

 最近、畑にやってくる虫が減ったなあと思うことがよくあります。以前は、キャベツの苗を植えているすぐ横からモンシロチョウが寄ってきて卵を産みに来ていましたが、最近はどこへ行ってしまったのかと思うくらい数が減っています。蝶だけでなく、特に減っていると感じるのは、ミツバチなどの蜂の仲間です。

​ バグホテルはそうした、虫たちの越冬する場所を提供するためのものです。生物多様性を守るという考えから、ヨーロッパなどでは広く広まったようです。

​ 比良キッチンガーデンでも、できるだけ多くの虫たちがバランスよく生息できる環境づくりのためバグホテルを設置しました。

 これからも少しづつ、畑の中にバグホテルを増やしていきたいと考えています。

bottom of page